からだにやさしいお料理教室 ヘルシークッキング

1999年、この料理教室を開催するきっかけになったのは母の病気でした。ある病院で大腸癌と診断され、慌てふためいた私は林先生に相談しました。検査の結果母は大腸癌ではなく、クローン病と診断されたのです。癌でなかったことで一安心したのはつかの間、難病指定されているクローン病はとても厄介でした。口から肛門までどこにでも潰瘍ができる病気で、それを刺激する物はなにも食べられないのです。入院していた時は流動食でなんとかなりましたが、退院してから限られた食材と調味料で食事を作るのはとても困難でした。途方に暮れる母を見て、私共の料理人にアイデアとレシピを貰ったのです。その時困っているのは母だけではなく、同じ悩みを抱えた方が大勢いらっしゃるのではないかと考えました。入院するほどではないけれど、食事制限の必要な方々、そのご家族の為に、70年以上レストランを続けている私達になにか出来ないかとこのヘルシークッキングを思い立ちました。

それにはお医者さまの協力が必要と林先生に相談したところ、意気投合し、蒲池先生、今年から吉原先生にも賛同して下さり現在に至っております。そして最初は戸惑っていた料理人達も今では講師も板について参りました。勿論日々営業しながらですから月1回とはいえ、先生方も料理人達も大変です。でも異業種の先生方の影響で、私共の料理人も医学・栄養にととても詳しくなり、勉強すればするほど健康と食事は切っても切れない物だと認識し、プロの技術は勿論、出来るだけご家庭で調理できる方法をご提案できる様、日々勉強しております。あくまでもボランティア。先生方にもご理解頂き早9年のお付き合いになります。 昨年無事100回を迎えられ、待望のレシピ本も発売できました。これもご協力頂いた方々のお陰と感謝申し上げます。これからは高年齢化に拍車がかかり、もっともっとこの料理教室が社会に貢献出来ます様、医師・管理栄養士・レストランアラスカ三位一体となったヘルシークッキングに多数のご参加お待ち申し上げております。

2008年 ヘルシークッキング主宰 望月 薫


次回は、2月18日(土)、テーマは「花粉症:目・鼻症状、咳」です。

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